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TOP > 無人島に持っていく本:ラッセル・ウィリス |
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無人島に取り残されたら…食べ物と水があれば、最初の一週間は休暇として楽しめるでしょう。それ以上になると、文明と、人間が人間たる所以である様々な物が恋しくなるに違いありません。そして、島がある程度の大きさであれば、どのようにしてその島に文明をもたらすことができるかを考えるでしょう。
ここでは、「文明の再構築」のためのアイデアや警告、そして、人類に最も必要なもの―ユーモアの詰まった本を何冊かご紹介します。
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A Short History of Nearly Everything
著者:Bill Bryson
出版社:BLACK SWAN
特価: 1,932円 1,546円 20% OFF (税込)
無人島に取り残されたら、きっと人類の知識の驚異とその歴史的発展を振り返ってみたいと思うことが多くなるのではないかと思います。私たちと同じように、著者ビル ・ブライソンは化学、物理学、量子物理学、相対性理論や進化論など(数少ない分野だとしても)学ぶ時間はありませんでした。
ただ、私たちと違ったのは、ブライソンは、ほぼどの分野でも傑出した学問知識を身につけ、物事を自分に納得できるように説明しようとして「人類の知っていることすべて」を500ページに凝縮したことです。トラベルライターやユーモア作家として絶賛されている彼の作品なので、もちろん、腹がよじれるほど面白い。即席の学識―私の島にはその学識を心に焼き付けてくれる人が他に誰もいないのが残念だけれど。
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12 Books That Changed the World
著者:Melvyn Bragg
出版社:HODDER & STOUGHTON
特価: 3,129円 2,503円 20% OFF (税込)
メルビン・ブラッグはイギリスの文化批評家でテレビタレントです。テレビ放映された彼のアートショーはつねに新鮮で示唆に富んでいます。
この本は、アイザック・ニュートンの『自然哲学の数学的諸原理』、シェークスピアの諸作品、マイケル・ファラデーの『電気の実験的研究』、チャールズ・ダーウィンの『種の起源』、アダム・スミスの『国富論』など12冊の書物が世界を変える影響を与えたことを検証していて、それぞれの本の真髄を垣間見せてくれます。本書とビル・ブライソン著『人類が知っていることすべての短い歴史』を読めば、私の島に文明が蘇ると思うのです。
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Maus
著者:Art Spiegelman
出版社:PANTHEON BOOKS
特価: 2,499円 1,549円 38% OFF (税込)
このグラフィックノベルは今まで出版されたコミック本形態のフィクションでは最も絶賛を浴びた一冊です。1992年に著者アート・スピーゲルマンはピューリツァ賞を受賞しています。
物語は著者の父との関係、特にポーランド系ユダヤ人である父がナチスドイツの収容所で体験した日々を描いています。本書は多重に構成され、父の生い立ちと回想、著者のグラフィックノベル創作過程、そして戦争時に自ら差別を受けた体験があるにも拘らず、父自らが人種差別主義者だったために悪化した父子関係の内容が収められています。『マウス』はもともと1980年代にコミックアート誌『RAW』で連載されていたもので、ティーンエージャーには鮮烈に心に焼きつくコミックでした。人間性と非人間性を描いたこの物語の迫力は、今日でも色あせていません。
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King Lear
著者:William Shakespeare
出版社:PENGUIN U.K.
特価: 1,785円 1,428円 20% OFF (税込)
『リア王』はシェークスピアの四大悲劇の1作品、イングランドの架空の王とその不実の娘たちの物語。親族関係の現実と、権力と虚栄の落とし穴を鋭くえぐり出す悲劇を描いたこの作品は、狂気、神秘、戦争、復讐が絡んだ、目まぐるしいストーリー展開の中で、読者に人生の目的や人間存在の根本的な無意味さを投げかけています。ちょっと、自分は人生をポジティブにとらえすぎている? と感じている人には格好の一冊です。
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Teacher Man A Memoir
著者:Frank McCourt
出版社:SCRIBNER USA
特価: 1,344円 1,062円 21% OFF (税込)
フランク・マコートは、貧困の中、アイルランドで過ごした子供時代を綴った『アンジェラの灰(Angela’s ashes)』(後にハリウッドの映画化)で有名ですが、この本はマコートの三部作の最後の作品(他の1作は『アンジェラの祈り('Tis: a Memoir)』)で、私の好きな作品です。
アイルランドを逃れ、アメリカに渡った若きマコートは大学卒業後教師になります。教育の世界に対する豊かなユーモアと洞察力の源泉になっているのが、ニューヨークでの教員時代で、30年間続きました。この時期に、マコートは試験で優秀な成績を修めるだけでなく、学生に自分で考えることの重要性を教えました。マコートは60代で有名な作家となりましたが、本を出版していなかったら、円満な退職を迎えることができたでしょうね。教師必読の愉快で感動的な一冊。
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I Am David
著者:Anne Holm, L. W. Kingsland
出版社:HARCOURT
特価: 1,260円 1,008円 20% OFF (税込)
この本を初めて読んだのは、私が7歳のとき。12歳の少年が第二次世界大戦直後の東ヨーロッパにある収容所(「グラ−グ」)から脱出する話です。
幼い私はこの本に深い感銘を覚えました。というのも、この物語は童話でなく実話であり、初めて歴史と文化の両面から世界というものに目を開かせてくれたものだったからです。その少年がついに川に辿り着き、ひとかけらの石けんで逃亡中の垢を洗い落とす場面は決して忘れられません。石けんと水、そして彼の食べたひとかけらのパンが贅沢品であったからです。
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1984
著者:George Orwell
出版社:PENGUIN U.K.
特価: 1,365円 1,092円 20% OFF (税込)
「オーウェリアン」という言葉は、著者ジョージ・オーウェルの名前を形容詞化した言葉で、プライバシーを侵害し、言葉とプロパガンダによって大衆を洗脳する全体主義を表します。
新しい言葉ができてしまうほど影響力のあるこの作品『1984年』は、旧ソ連体制や現代の中国、またはアメリカに関心のある人には必読の一冊。絶え間ない戦争、国民に植え付けられる恐怖心、指導者の偶像化、婉曲的で陰険な用語―こうした表現は本書のいたるところで見られます。現実認識を歪める力に対して理解を深めてくれる重要な小説です。
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Hard Times
著者:Charles Dickens
出版社:PENGUIN CLASSICS U.S.A.
特価: 1,344円 941円 30% OFF (税込)
私はチャールズ・ディケンズが住んでいたことで有名な小さな海岸沿いの町にある学校に通っていました。17歳の私がその町の地域雑誌を編集・出版した1986年は、失業にあえぐサッチャーの時代でした。そして、私はその雑誌をチャールズ・ディケンズの小説にちなんでハード・タイムズと名付けたのです。
1854年出版のハード・タイムズは、おそらくディケンズの小説の中では最も政治的な要素の強いものでしょう。想像力は価値のないものとし、生徒のために事実を暗記させることしか気にかけない教師グラッド・グラインドを通して、功利主義が風されています。産業革命直後に書かれたこの本は、貧困者の労働条件と工場経営者や資本主義者の偽善と不道徳を厳しく批判しています。17歳の私にとって、読むにふさわしい本でした。
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The Blank Slate The Modern Denial of Human Nature
著者:Steven Pinker
出版社:PENGUIN U.K.
特価: 2,783円 2,226円 20% OFF (税込)
私は10代の頃、社会学の魅力にとりつかれました。この学問は社会科学の女王的存在であり、人間の行動様式を説明できると約束しています。当時流行していた社会学では、本性対養育論争において養育論にかなり傾いていました。養育論が全面的に支持されていたので、人の行動における本性の役割は根本的に否定されていました。この理論によると、たとえば男女の行動パターンが異なるのは社会と社会化のプロセスためによるとのこと。
スティーブン・ピンカーの作品は、この論争に必要な常識を注ぎ込み、人間の本性の役割を信じることは遺伝子決定論、またその結論として生じるファシズムにつながるのではないか、という恐怖心を和らげる役割を果たしています。ピンカーの作品に常に見られるように、この本も的を射た事例や感嘆する推論で魅力的にまとめられています。自己と他者を理解する最高の方法を教えてくれる一冊です。
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